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7/1 クライン・マッターホルン シュヴァルツゼー 昨日の朝から快晴のまま夕方、夜、今日の朝となっていった。日本の夏山では午後には必ずと言いたいほど夕立雲が発達してくるのでこういうことは記憶にない。メインストリートをまっすぐ行き、教会の手前を左に曲がり川を越えたところで右に曲がる。ゴンドラ乗り場まで距離がある。右前方にはマッターホルンが見えている。今日でアルプスともお別れだ。午後にはジュネーヴまで移動しなければならない。長い旅だったという印象だ。期待と不安でウィーンの町を歩いていたのが結構昔の様に感じられる。ヨーロッパ・アルプスはずっと好天でボクを存分にもてなしてくれた。今日もとどめと言わんばかりに晴れている。昨日トゥフテルンの村を見てあのおじさんとボクは感覚が違う事が分かったので、今日はクライン・マッターホルンを目指す。フーリでゴンドラを降り1本目のロープウェイでトロッケナー・シュテークまで行く。冬来た時は吹雪でここから引き返した。2本目のロープウェイを降りエレベーターに乗り、そのあと階段で展望台へ上がる。ガイドブックには高所のためこの階段がきついと書いてあるが昨日の登りで慣らされているようだ。今日はさほどではない。展望台の標高は3883mでエギーユ・デュ・ミディより41m高く、ヨーロッパ最高所の展望台でトップ・オブ・ヨーロッパと言われている。ちなみに富士山より107m高い。 午前7時50分、文句なしの大パノラマだった。昨日のオーバーロートホルンがヴァリスのヘソなら、ここはアルプス全体のヘソと言えそうだ。フランスのゼクラン山群からモン・ブラン山群、イタリアのグランパラディーゾ山群、ここスイスのヴァリス山群はもちろん、ベルナー・オーバーラント山群まで氷河を頂いた山がずらり目白押しだ。ベルニナ山群は霞の中だったが気象条件によっては見えるそうだ。そのさらに向こうに先日行ったオーストリア・アルプスがあるわけだ。ヨーロッパ・アルプスの大きさを実感できる場所だった。 |
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| 展望を満喫した後はマッターホルンに可能な限り接近を試みる。一旦フーリまで下り、シュヴァルツゼーへ登り返しヘルンリ小屋を目指す。ただ、午後2時までにツェルマットを出ないとあとがきついので今日は昨日のような無理は絶対しないと決めていた。湖を右に見つつヘルンリ稜を登って行く。思えばずっと “緑のアルプ” にこだわってきた。6日前来た時はまだ斜面は黄色かったがこの何日かで随分鮮やかな緑になってきた。急な坂を登り一段落すると鉄さくの階段と通路が現れ、ここを越えるとガレ場のトラバースが現れる。運動靴で来ていたので靴底の減り具合と時間を見てここから引き返す事に決めた。湖まで下りると日本人の団体客がいた。 |
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| なんともなごり惜しい気持ちだったが時間にそれほどの余裕はなく、山に別れを告げゴンドラリフトで下りていった。ツェルマットでおみやげを買い慌しくテントを撤収する。13:30帰りの電車に乗る。フィスプでベルギーの人に 「私は京都に行きました。キョート イズ ビューティフルシティ」 と言われた。スイスカードでジュネーヴまでの移動は問題はなく国境駅もしくは空港駅から “往復” でなくても大丈夫だった。ホテルに着いたのは18:00くらい。ドーッと疲れが出てきたが嬉しい悲鳴だ。ずっと天気が良かったので常に動き回れていたからだ。 |
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ジュネーヴは観光の対象にしていなかったが湖の辺の面白そうな町だった。せっかく来たのだから疲れた体にムチ打って町へ繰り出す。湖に出た。左に国連本部、右に旧市街がある。右に進む。途中レストランで夕食をとる。クルマのクラクションがやかましく、旗を立てているクルマが多く走っていたが何のイベントか分からなかった。たしかスイス建国際は8/1だが。旧市街までまだ距離がある。夜9時近くになり酒を飲んでいる人が多く危険なので旧市街はあきらめた。夜10時でもまだうっすら明るかった。 |
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7/2 帰国 |