6/21 インスブルック

インスブルックまで国鉄で約2時間、列車は東部アルプスの、標高1500〜2000mの山岳地帯を縫うように走って行く。森林限界の低い岩のゴツゴツした山なみで、ところどころに雪が残っている。日本の2000m級とは少し趣のちがう大変楽しい列車の旅だった。
駅のインフォメーションで聞くとノルトケッテバーンは運休中とのことなので町を見物することにした。ここはチロル州の州都。かつてはハプスブルク家お気に入りの町。戦後は2度の冬季オリンピック開催地。インスブルックとはイン川にかかる橋という意味。ざっとこの程度の予備知識で町を散策する。マリア・テレジア通りをまっすぐ進み黄金の小屋根を左に曲がりイン川まで行き、Uターンして市の塔に登った。16世紀に建てられた塔の中でバカな事を聞こうとする。「エレベーターはどこですか
・・ 間一髪思いとどまる危うし危うし。展望台まで148段の階段息が切れる。やっと到着。写真をパチパチ撮る。

マリア・テレジア通り 真ん中に建っているのをアンナ記念柱といいます。右下のおじさんの名は分かりません
イン川 賑やかです
毎日テント暮らしで栄養が偏り気味である。ここでちょっと贅沢してスタミナをつけようと思う。おいしそうなものがたくさん並んでいるお店に入った。店のおばちゃんが言う。「これ、おいしいわよ。これも食べなさいよ」 ドイツ語しか話さないおばちゃんだがこんなことを言っている。こちらは日本語で、「これにしうようかな〜こっちのほうがおいしそうだな〜 いろいろ頼んだ。それなりの金額。おっと、頼んでないモノがある。返却しようとするがこの人英語は話せない。結局、「これ、おいしいわよ、持ってかえって食べなさいよ、ね」 テイクアウトで出された。おばちゃんにしてやられた。おばちゃんのモノを売りつけてやろうという意気込み、日本も外国も変わらない。
市の塔。エレベーターはありません 塔の展望台より

 

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