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6/18 セメリンク線でハルシュタットへ タクシーでウィーン南駅へ行き8:57分発の急行に乗る。セメリンク鉄道だ。電気機関車2両と客車、自家用車を何台も積んだ車両等が連結されている。中には登山、キャンプ用のザックを持った若い乗客が多く、ボクも大きなザックを持っている。同類項を装ってまぎれ込んだかっこうだ。世界遺産目的で乗っているふうの人はみかけない。人気のない世界遺産なのか? アルプスを越えた最初の鉄道ということで登録されているが、山脈の東端をかすめているだけなのであまり期待していなかった。 しかしこの鉄道乗ってみると面白い。10分くらい遅れて出発、ウィーン郊外を加速して飛ばす。130〜150キロに達したか。すこし遠くに中央道の諏訪辺りで見えるような丘が連なっていて、次第に高度を上げていく。この丘陵こそアルプスの東端なのだ。アイガーやモン・ブランまで続いているのだ! 丘陵は入笠山くらいの高さになっていき、遠く前方に残雪を頂いた山が見えてきた! 山好きにはたまらない景観だ。手前の平野、建っている家、遠くの山、みな実に綺麗だ。北海道と八ヶ岳、日本アルプスを合わせたような感じだ。残雪の山にどんどん近づいていく。前に座っているおばちゃんに話しかけられる。昨日と同様 「英語苦手なので・・」 おばちゃんめげずに簡単に 「ウェア ア ユ フロ〜ム?」 ときた。これだったらボクでも分かる。「ジャパ〜ン!」 これからどこへ行くかなどいろいろ聞かれた。おばちゃん今からザルツブルクへ行くという。あれ? ザルツブツクならリンツ経由の方が近いんじゃないの? この人も景色楽しんでるのかな? 山の中へ入ると列車はスピードを落とし右や左にカーブを繰り返す。このあたりの景色もすばらしい。緑が眩しい。ところどころ素敵な家が建っていて、そしてこの鉄道。これらがとけあってひとつの景観をつくっている。宣伝文句に偽りなしだった。というかそれ以上だと思った。 Leoben(読み方分からない)という駅で乗り換えて、Stainach-irdning(これも読み方分からない)でまた乗り換えるが、次の列車に1分乗り遅れて2時間待つハメになってしまう。ただし今回の旅、大きなトラブルはこれが最後で、まあこのあとも小さなトラブルは数限りなくあったが大勢に影響なし。逆にラッキーな事が多くなる。2時間後今日最後の列車に乗った。セメリンク鉄道だけではなく行けば行くほど景色は綺麗になっていく。いったいどうなってんだこの国は。ハルシュタット到着。無人駅。湖は少し降りたところ。向こう岸の町へ行く船が泊まっていたので2ユーロ払って乗る。ここも世界遺産だが静かなところだ。キャンプ場に着いた。今日からテント生活だ。アルプスのキャンプ場は敷地は広く、炊事場、シャワー、トイレ、コインランドリーなど整っている。場所によっては敷地内にスーパー、レストランなどもありホテルより快適なくらいだ。予約は不要で料金は1500円位。難点はコインロッカーはどのキャンプ場にもなく盗難など心配されたが、実際のところまず問題はないようだった。勿論貴重品、パスポート等は絶えず身に付けておく。 |
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6/19 ツェル・アム・ゼーへ移動 船で国鉄駅に戻りツェル・アム・ゼーに向かった。ダハシュタインも見たかったが昨日の列車乗り遅れがひびいて時間的にきびしい。その代わり別な方へちょいと寄り道。バート・イシュルで下車してポストバスに乗り、ヴォルフガング湖も見ていこうと欲張る。サウンド・オブ・ミュージック当時そのままの景色が残っている感じでどこもかしこも綺麗なところばかり、楽しいバスの旅だった。終点ザルツブルクから国鉄でツェル・アム・ゼーまで行きタクシーでキャンプ場に向かう。チェックイン。 ツェル湖のほとりのすばらしいキャンプ場だった。敷地内にレストラン、スーパーがあり、センターハウスの地下にはコインランドリー、乾燥室、トイレ、シャワー、休憩室がある。毎日清掃されとても清潔。難点はまあオーストリア全般にいえるが変な臭いがすることだ。家畜のフンのような。しかしスイスのアルプにもフンはころがっているがさほど臭わない。だから堆肥か何かの臭いかも知れない。ただし一晩過ごすとこの臭いには馴れる。馴れてしまえばここは最高のところだ。ボクはここがすっかり気に入ってしまった。夕方凄まじい雷雨になり天気の変化の急なのに驚く。テントは少し雨漏りした。稜線ではないので風などたいして吹かぬだろうと思い設営は簡単にしていたが強風で飛ばされそうになり肝をひやす。風雨がおさまってからぺグで補強した。 利用客は多くオーストリアの人が大半だろう。大きなキャンピングカーで来て、家が建ってしまったような大きなテントを張って数日過ごす。バイクツーリングのグループもいる。朝起きたとき、すれ違ったときなどそれぞれ挨拶を交わす。この東洋の珍客にもみな挨拶してくれる。「あんたは日本人か、俺は浜松に行ったぞ」 という人がいた。張り綱を補強しているときこれを使いなよと道具を貸してくれる人もいた。ちょっとした親切だがいつまでも記憶に残るものだ。6/20の夜洗濯をした。ためるとなかなか大変だ。ここで3泊した。チェックアウトのとき受付嬢に 「ナイスキャンプサイト」 と言ったら嬉しそうにしていた。 |
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