2014年GW  尾瀬 日光

5/4 至仏山

とうとう永年の目標だった頂に立つことが出来時間の経過とともにジワジワと達成感が大きくなっていった。まるで試合の後の矢吹丈みたいに真っ白な灰になりココロ満たされた日々を送っていた。しばし暴飲暴食、暴眠にふけり、しかしこの状態長続きはせずほとぼり冷めると反動で抜け殻の様になっていく。

2014年は暖冬傾向だったが1月下旬になると強い寒波が襲ってきた。南岸低気圧はあまり雪の降らない地域にも記録的な大雪を降らせ、近場の低山でもワカン必携、トレース無し等大変な状況になっていた。抜け殻化しエネルギー空の人間に湿雪のラッセルの山は登れるはずもなく、何も計画立てないままゴールデンウィークを迎えていた。前ページに書いた中央沿線の日帰り縦走でもと考えたが調べてみると今の体力では登れそうもないことが分かってきた。のんびり丹波の温泉でもと考えているうち、例の、あの、プラス思考と呼んでいるやつが 「尾瀬へ行け」 とささやいた。
僕には大した山歴はないが年数だけはダラダラと長くやっているのでそれなりに山の本は読んでいる。中でもよく読んだのはこの3冊だろう。

登山読本は横山厚夫さんの本でその当時登山入門書の傑作といわれていたと思う。山の写真をやるきっかけはこの本の影響が大きく、すでに絶版で手放していたがまた読みたくなりネットで中古本を購入した。この人は低山派で草食系登山家という印象を持っていたが、読み返してみるとそうばかりではなく目からウロコが出てきそうな内容もあり、冬の北岳へ行くか迷っている時背中をポーンと押してもらったような気がした。改訂版には冒頭に会津駒ヶ岳等からの感想がありこちら方面へ行くきっかけにもなった。
3年前のアイ駒の景色が忘れられない。あの時と同じような景色を求めて鳩待峠~至仏山へ向かった。駒の登りでは雪団子に苦労させられたので、もう一つ持っているサレワの鉄クラウポンにスノーシャットを付けて登った。今はプレート付きが当たり前なのでこのキットはいずれ手に入らなくなるだろう。
至仏山頂上より平ヶ岳

なんだかチャチっぽくみえるスノーシャットだがこれがあると無しでは大違いで、今後残雪期の行動範囲がぐ~んと広がるかも知れない。雪質によっては多少団子は付くがある程度大きくなると重みで勝手に落ちていく。アイゼンに雪団子が付くとサイヤクでグリップはほとんど無くなり、急斜面ではダイレクトに命にかかわってくる。

快適で超幸せな雪山登山になった。しかしここいら一帯もわずかひと月ふた月前は純白の地獄だったのだろう。正月山行の時は自分が一番非力に思えてしまったがさすがGWの尾瀬、初心者っぽい人多く山スキーの客も多い。山ノ鼻への滑降はスキーヤーにとって最高においしい雪の斜面だろう。GW過ぎると至仏山は植生保護のため入山禁止になる。スノーシュで登っている人も多く ??? と思ってしまった。雪が締まっててぜんぜん潜んないのに・・ 重いだけじゃん・・ って言ってる僕も少数派でピッケル持っている。??? と思われてるかも知れない。一度滑落の恐怖味わっちゃったんでやっぱ持ってないと不安なんだよね・・ いざ鎌倉ってときストックは用をなさないこと知っちゃったもんで・・ 

で、至仏山の頂上に着きました。左は会津駒で右は燧、手前は水芭蕉の湿原。

なんなんですかこの綺麗さは! マジ、めっちゃ綺麗っす。ほんと、ヤバイっすこの景色!
たぶん巻機山~越後沢山の稜線。

しまった! 谷川岳の写真撮るの忘れちゃった・・ あっちもこっちも雪山だらけなんで名峰谷川岳も景色の一部になってしまっていた。
大好きな日光白根山だが・・

このパノラマの中ではちょっと存在感薄い。

わぉ~! この景色、たまりませ~ん!   あ~・・ 生きてて良かった・・

越後三山(左)と平ヶ岳(右)

僕は百名山ハンターではないがやはり登れると嬉しいもんで、みんながいいいいって言うもんはやはりいいのだ。北関東の百名山を一つずつ登ってみたい。そしたら次に白砂、帝釈、田代、荒沢岳、女峰山あたり。そしたら次に白砂~苗場、越後三山の縦走・・ おっと・・ そんな出来るかな? 横山厚夫さんは言っていた。「山は多く、人生は短い」

GWのこの辺り思わぬワナが潜んでる場合がある。稜線近くに長さ20m、深さ10m、幅2mにもなる雪の亀裂があり、新雪に覆われ気づかず転落した事故例がある。

5/5 日光
下山後日光へ移動。中禅寺湖畔で車中泊。

半月山に登ったがガスで視界無し。男体山に登ってしまいたい衝動にかられたが山開き前だし今の体力ではきついので滝の写真を撮りに行った。
中禅寺湖から白根山。

男体山は太平洋側の気候なので雪は少なく、そう遠くない白根山は日本海側に属し多く積もる。標高は大して変わらない。
湯滝
龍頭ノ滝
いろは坂は子供の頃から何度も通ったが東照宮と華厳ノ滝はいつもパスしていた。

華厳ノ滝って国道からすぐのとこにあったんだ・・ 知らなかった・・

わっ! でっけ~! やっぱみんながいいいいって言うもんはいい。お化けは写んなかった。

さて・・ 次はどこへ行くか・・ 5/末の日光は最高だろう。谷川岳や平ヶ岳も登ってみたい。平ヶ岳はズルしてラクするルートもあるらしいが・・ 正攻法で行くべし。


Home Page     戻る     次へ