H19年夏  南アルプス 塩見岳


8/27 鳥倉登山口 〜 三伏峠

平成7年以来の目標、日本三大雪渓、三大キレット、三大峠の完登を目指し三伏峠へ向かう。予想を大幅に越えて時間かかってしまった。

8/28 三伏峠 〜 塩見岳 〜 三伏峠

三伏峠到着。残るは剱沢雪渓のみ。今回の山行は他に2つ目的がある。はたして今の体力でテント泊登山は可能か試すことと、塩見岳と聖岳に登れば南アルプスの3000m峰14座に完登したことになる。

購入して16年たつICIゴアライト。生地は剥離が目立ってきたが愛着がある。1人で外国へ行くのは緊張したがテントの中のイワタニプリムスの炎は頼もしく安堵感をおぼえた。ヨーロッパ・アルプスへはキャスターにザックを付けて行ったので移動は楽だったが、やはり担いで登るとなると大変だ。体中の関節が悲鳴を上げる。しかし苦労の甲斐あって深山でのテント生活は究極の“男の隠れ家”と言える。自然にどっぷりつかって心身とも骨まで休まる感じだ。

北八ツや奥秩父もいいがやはり南アルプスの原生林はスケールが大きい。塩見岳まで往復8時間、細かいアップダウンを繰り返し歩いていく。 しまった! 熊よけの鈴を忘れてしまった!
あいにくの空模様でパノラマは期待できないので花の写真を撮る。しかし高山植物は詳しくないので名前を調べるのが大変。黄色と白は似たようなのがたくさんあり左上の写真はシナノキンバイと思うが・・ 
(中上) たぶんミヤマゼンコ。このての花も種類が多い。 (右上) 高山リンドウは10種類くらいある。つぼみでは分かりにくいが時期的にオヤマリンドウだろう。 (左下) タカネマツムシソウ。いかにもシロウトが撮りましたという写真。 (中下) ソナタはヤマハハコに相違ないか? 名を申せ! (右下) 仮雄しべの数でコウメバチソウと判明。分かったときは結構嬉しい。
塩見小屋でもよおしてきたのでトイレを借りた。小屋番は若いお姉さんで恥ずかしかったが “大” の仕方を訊いた。便器にビニールの大袋をセットして 「終わったら空気を抜いて紐で固結びして所定の場所に置いて下さい」 数日後ヘリで降ろすとのこと。やりにくかったが自然保護の取り組みに関心。このお姉さんとても親切で 「晴れていればここはすごく綺麗なんですが・・」 と言って写真を見せてくれた。

左の山はおそらく恵那山。
仙丈と甲斐駒

大阪から来たテント泊の夫婦と抜きつ抜かれつしていたが、「視界がきかないから私らはもういいですわ」 と言って引き返していった。

ガスが抜けてきた。感動する瞬間。大阪の夫婦残念。しかし風が強く雨もぱらついてきたのでひきとめられなかった。
山頂直下。風かなり強し。展望きかず。
三伏山より中央アルプス。夕方になってガスはすっかり晴れた。
悪沢岳(左) 小河内岳(右)
南アルプスは森林限界が北アルプスより200〜300m高く水成岩の色も地味で雪渓も少ない。写真だとイマイチ映えないが実際に見ると山が大きいのに驚かされる。ちょうど夕日が当たる頃塩見岳はバッチリ姿を見せてくれた。
白峰三山。左から北岳、間ノ岳、濃鳥岳。久々の対面、感無量。ここで1時間くらいつぶしてしまった。暗くなってきたのでヘッドランプ頼りにトボトボ歩く。テントに戻ったのは19:00くらい。例の夫婦から 「なかなか戻らないので心配しました」 それは申し訳ない。

(左上)タカネナデシコ  (中上)コガネギク。調べるのに最も時間かかった。 (右上)イワツメクサ。花弁の数と葉のかたち、咲く時期等が見分ける手掛かり。 (左下)ウサギギク  (中下)トウヤクリンドウ。晩夏の花。
右下は 南アルプスの石。ほとんど砂岩、頁岩、粘板岩等の水成岩(堆積岩)。一部結晶片岩、緑泥片岩、千枚岩等の変成岩。写真でどれが何かは分からないが近くで見るととても綺麗。 北アルプスは花崗岩、片麻岩、玢岩等の火成岩。明るい雰囲気。


8/29 三伏峠 〜 烏帽子岳 〜 三伏峠 〜 鳥倉登山口

三伏峠より
 
空荷で烏帽子岳に登る。

小河内岳。三伏峠〜荒川岳の縦走路も機会あれば挑戦したい。南アルプス中部は実際来てみると想像以上に素晴らしく感動。

鳥倉登山口に向かう。マイナスイオンの他にも正体不明の何かがバンバン出ていそう。癒される。
キオン。似た花でハンゴンソウがある。咲く時期もだいたい同じ。葉にぎざぎざがある方がキオン。
(左上)たぶんミヤマシシウド  (中上)ミネウスユキソウ。エーデルワイスの親類。 (右上)コミヤマカタバミに似ているが時期が違う。シロバナハナニガナか?  (左下)タカネマツムシソウとタカネナデシコ  (中下)ホソバトリカブト。毒花。 (右下)ヤマホタルブクロ。この何となく情けない雰囲気がいい。

 

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